柔軟剤などの副作用〜香害について
今回は長いですが、お越しいただいてる皆さまにも関わるとても重要な問題なので読んでいただけたら幸いです。
以前ある講習会での情報ですが、いちご味のポッキーの中に含まれる“香料”には10種類の添加物が混ざっていて、その中には発癌性物質が含まれているという内容でした。
それぞれ微量で、記載はしなくていいレベルでなので総称して香料としています。
日本以外の先進国、欧州やアメリカでも使用禁止されている食品添加物を、企業を優先する日本は許可し使っています。
では、そういうのは食べないようにすれば大丈夫なのか?
実は口からだけでなく、鼻から入ってくる有害物質もかなり深刻です。
大気汚染物質の中には、揮発性有機化合物、VOC (Volatile Organic Compounds) というのが含まれていますが、これが細胞レベルにまで以下のような影響を及ぼします。
・DNA損傷
・細胞死
・タンパク質の酸化
・ミトコンドリア内の酸化
・ミトコンドリア機能障害
・ミトコンドリアのタンパク質分解酵素の働きの阻害など
鼻から入る有害物質は、脳の唯一露出している嗅球という嗅覚の情報処理に関わる場所から吸収されます。その場所の近くに視床下部や脳下垂体があり、様々な影響を与えかねない場所でもあります。
そして気管支を通り肺に入ると、肺胞の面積は約200m2あるそうで、小腸の面積と匹敵するくらいの広さで、粘膜よりも吸収率が高いそうです。簡単に体内に入るのです。
香害というのをご存知でしょうか。
柔軟剤や除菌スプレーなど、裏の成分表示を見ると香料や界面活性剤など記されている商品はたくさんありますが、それらはVOC(揮発性有機化合物)となる有害物質が含まれています。
特に、中でも“第4級アンモニウム塩”、(エステル系ジアルキルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、ポリ4級アンモニウム塩、シリコーン(泡調整剤)など)という成分の毒性はとても強いものです。だいたいの柔軟剤や消臭スプレーのような芳香させるようなものに入っている成分です。
それらが化学物質過敏症という病気を引き起こす原因の一つで、これがいわゆる香害ということです。
塩化ベンザルコニウムは厚労省と環境省により2011年に生殖毒性があることが指摘されています。アメリカでもワシントン州立大学 とヴァージ ニア州の大学の共同研究でも、雌のマウスの妊娠率低下や雄のマウスの精子濃度、運動量の低下などの影響が出ているそうです。
問題になっている化学物質過敏症の症状としてあげると、皮膚や呼吸器の炎症、皮膚の熱傷、胃腸炎、吐き気、嘔吐、昏睡、痙攣、低血圧、死にまで至ることがあるとのこと!
もし気になる方は日本消費者連盟という非営利団体が香害についての活動をしています。チェックしてみてください。↓
私は若い頃、香水が好きでよく使っていました。
ところがある時期から強い香りに敏感に感じるようになり、急に鼻につくようになりました。
頭痛や発汗吐き気など感じることもあり、強い香りがだめになり無香料のものを選ぶようになりました。
今思うと過敏症になっていたのでしょうが、でも今はそこまで反応しなくはなりましたが変わらず強い香りは苦手で気分が悪くなる時があります。
美容室でも使うシャンプートリートメント剤、カラーやパーマ剤、スタイリング剤には多くの有害物質が含まれています。(と、当店では皆さまにお伝えしております。)
そして家庭にもたくさんの有害物質があり、それら全てを避けて生きて行くことは難しい状況です。
ここまで知ってしまうと、そこまで衣類やタオルなど柔らかくする必要があるのか、香りをつける必要があるのか、考えてしまいます…
何を使うか、買うか、は選ぶことができます。少しでも減らしていく努力はしたいと思います。
そして今後体内に入ってしまう化学物質の影響をなるべく小さくするにはどうしたらいいか、改善策はあるのか?という具体的なお話は次の記事でアップしたいと思います〜