今できること…「沈黙の春」のメッセージ

この本は前回のブログ記事でご紹介した「センス・オブ・ワンダー」のレイチェル・カーソンさんのベストセラー「沈黙の春」です。
わたしが生まれる前に出版された本で、レイチェル・カーソンさんはアメリカで海洋生物や野生生物に関する研究者、またジャーナリストとして1930年代〜1960年代前半まで活動されていました。
読み進めるのが苦しくなってしまう内容で、化学薬品などによる自然破壊について綴られています。
農薬や除草剤が良くないことは多方面からの情報として入ってきてはいるし、知っている、わかっている、という程度でしたが、他人事になっていたかもしれないです。
しかしこの内容を知ると、他人事で済ませてはならないことだと思いました。これが、実は種苗法改正案にもつながる部分がある話なのですね。
小さいお子さんがいたり、ペットを飼っていらっしゃる方は特に要チェックと思います。
以前、わたしの実家で飼っていた猫ちゃんが、元気だったのですが、ある日突然亡くなりました。
原因はわかりません。調べていないので。20歳でした。長生きしたから寿命かもという見方もできるけど、
家族は突然の猫の死に腑に落ちない感じでした。とても元気だったので、もっと生きると思っていました。亡くなった日の前日、隣の家の人が庭に除草剤らしき物を撒いていた、と言っていたのを思い出しました。
本の内容の一部ですが、小さな子どもが外で遊んでいて帰ってきたら、体調が急変して、亡くなった。後に原因を調べたら遊んでいた袋から殺虫剤の成分が検出されたそうです。
また、胎盤は毒除けの役割をしますが、殺虫剤などの化学薬品はすり抜けてしまうそうです。
普段から殺虫剤など毒薬を使っていたり、扱っているところの側にいたら大変なことですね。
そういう劇薬を普通に使っていたら小さな動物にも影響があり、食物連鎖で薬品濃度が濃くなって広がっていくそうです。
ベトナム戦争の枯葉剤や、原爆で被爆された方の子どもよりも2世、それより3世に隔世遺伝でいろんな症状が出るということで、過去にも様々な写真や症状を見たことがあります。
いまわたしにできることってなんだろうと、あらためて思うと、殺虫剤は使わないのはもちろん、うちは猫がいるのでもう何十年も使ってないですが、
たとえば、まず農薬を使っているだろう作物は極力買わない、加工品は含まれているのが多いと思うので、それもチェックした方がいいかもです。
買い物は投票だ、と言った方がいらっしゃいました。
前回の記事の内容のことも含め、本当にがんばってほしいところにお金を使うのが身近でできることです。
全て切り替えることができなくても、少しずつはできると思います。
このような情報をなるべくお伝えしていくこともできる行動の一つかなと思います。
人ひとり、行動しても変わらない、そう思っていたら永遠に変わらない、
目の前の一歩に意味があるし、そこから広がる世界があると信じて行動するしかないです。。。
大切な人にシェアしていただけたら幸いです。
今朝の神台公園はたくさんのトンボが飛んでいました。毎年、いつまでもこの光景が続きますように…
