ヨーグルトだけで整うと思っていませんか?
昨年から、糠漬けや酵素ドリンクに加えて、
奄美大島の伝統発酵飲料
「ミキ」を作っています。

いろんな作り方があるようですが、
私はお米とさつまいもでシンプルに。
二日ほどで完成して、
ほどよい酸味と
自然な甘みがちょうどよく、
とても美味しくできました。

こういう発酵のものって、
体にすっとなじむ感覚があって、
“整う”という言葉がしっくりきます。
そんな中で、改めて感じたのが
「情報は、
自分から取りにいくことが大切」
ということ。
今でもよく聞くのが
「ヨーグルトは腸にいいから
毎日食べている」というお話。
もちろん、
それ自体は間違いとは言えません。
ただ最近の研究では、
ヨーグルトは
「それだけで腸が整うわけではない」
という見方が主流になっています。
例えば、ヨーグルトの乳酸菌は
腸に住みつくわけではなく、
数日で排出される「通過菌」とされています。
そして腸内環境で大切なのは、
ひとつの食品ではなく
“菌の多様性”。
ヨーグルトだけに頼るのではなく、
野菜や海藻、発酵食品などを
バランスよく取り入れることが
土台になります。
ここでひとつ、
体質の視点も大切です。
特に日本人は、
もともと穀物や野菜、
発酵食品を中心とした食文化で、
それに適応してきた背景があります。
もちろん
乳製品を悪とは言いませんが、
日本人の腸には負担になることがあり、
野菜や穀物由来の発酵の方が
日本人の体に合うのです。
そういう意味でも、
お米とさつまいもで作る
ミキのようなものは、
とても自然でやさしい整え方の
ひとつだと感じています。
さらに、体は、
ストレスや水分不足など、
原因が別にある場合は、
ヨーグルトを続けても
変化を感じにくいこともあります。
ちなみに私自身も、
腸内環境について学ぶ中で
印象的だったのが、
あなたの体は9割が細菌 という本。

体はたくさんの微生物との
バランスで成り立っていること、

そして「多様性」がどれだけ大切か、
とてもわかりやすく書かれています。
体の見方が少し変わる一冊でした。
だからこそ思うのです。
「〇〇がいい」と聞いたときに、
そのまま取り入れるのではなく、
自分の体に合っているか、
本質はどこにあるのかを
少しだけ立ち止まって見てみること。
情報があふれている今だからこそ、
自分は何をどう選ぶか。
発酵も、食事も、ケアも。
足すことよりも、
理解して選ぶこと。
そんな積み重ねが、
本来の“整う”に
つながっていくのだと感じています。
参考(腸内環境・ヨーグルトに関する知見)
・トロント大学(2018年)
ヨーグルトに含まれる菌量は、研究で用いられる量より少ない場合があると報告
・内藤裕二(京都府立医科大学)
腸内環境は「多様性」が重要であり、特定の食品だけに頼らないことが大切と提唱
・九州大学などの研究(近年)
ヨーグルトは継続摂取により腸内環境に良い影響を与える可能性がある













