T・P・O ありきでの個性で
25年くらい前だったと思います。
初めて聞いた、「T・P・O」
Time、Place 、Occasion 、
カラーアドバイザーの資格を取得した時に講師の先生に散々叩き込まれました。
先生は確か海外での経験が豊富だったようなので、その重要性を身体で感じていたのかなと思います。
海外では、パーティー、レストラン、ホテルやコンサートなど、人が集まるところに基本「ドレスコード」がありますね。
その場の雰囲気に合うようある程度の服装のルールです。
日本では結婚式などではよく言われるようになっていますが、あまり馴染みがないように思います。
でも最近はインバウンド需要が多くたくさんの外国人が増えてきていろんなこと考えさせられることがあります。
ある外国人アーティストのコンサートへ行った時のこと。4人組のイケメンがアルマーニのタキシードを着て東京国際フォーラムでコンサートです。
そんな場所で私の隣の座席の女性が何とピンクのトレーナー姿だったのです!
驚きでした。
でも後からよくよく考えたら、ステキなコンサートをタキシードを着て披露してくれる相手に失礼だと思いました。
日本人て、結構平気でこういうことします。
ドレスコードって言い換えたら「躾」のようなものではないかと思います。
営業畑で経験豊富な父に「躾は相手を思いやるマナーだ」と何度も言われたことがあります。
今になってようやくその言葉に頷けるようになりました。
最近、私自身そのTPOの意識が大事な場面が多くあります。普段はしないようなソーシャルオケージョンでのスタイルや、スーツなど着ることもあります。
そしてその中でも自分らしさってもっとあっていいのではないか?と思うことも多々あります。
個性、もちろん大事です。
しかし、どんな場所に行くかはかなり重要です。
それは特別な場面にかぎりません。
そこで自分がどんな風に見られるか、どんな印象で見られるか、その場面に相応しいか、俯瞰で見てみたら、
ほんとにその格好で大丈夫ですか??
ちょっと話がダイレクトになりますが、
私の知人が以前、とある近所の美容室にノーメイクで部屋着(というかほぼ寝間着?)のまま行ったそうです。
その時の美容師さんに言われたそうです。
「なんなんだよその格好、失礼だろ、
こっちは真剣に仕事してんだよ。」
なんとなくその時の状況が想像できました。
その美容師さんの言葉、すごくよくわかります。
今一度、確認してほしいと思います。
大事な場面で、大切な人に会う時、
どんな格好で会いに行きますか?
その人はどう思うでしょうか?
人は結局見た目で判断します。
その時の、あなたのメンタルも、
全てその格好に現れます。
その格好がその場に相応しいかどうか、
自分で確認してください。
そして、
その時のご希望に添えるよう、
私たちは皆さまに真剣に向き合っています。
どんな格好で美容室に行きますか?